ガラタ塔での戦い
先日イスタンブルにいった際にガラタ塔の上に上ってみました。
天気も良く、景色も大変きれいでしたが、入り口でもめました。
トルコ人の友人と一緒にいったのですが、入場料金を支払う際に、Yerli 10TL Foreigner 25 TL(だったかな?)の表示。つまりトルコ人は10リラですが外国人は25リラ払えとのこと。それも巧妙にトルコ語がわからない人にはなんだかわからない書き方をしている(トルコ語が読める人は25リラ払わなくていいのだろうか)。
その、巧妙さというか、嫌らしさに腹が立ったのと、私以上に友人も怒りだしたので、なぜこんな料金体系なのか?と久しぶりのトルコでの戦いが始まりました。おとなしく払ってもよかったのですが・・・。
結局、トルコに住んでトルコ語を話してもYerliじゃないのかという話になり、売り言葉に買い言葉で、なぜかその場で私に対するトルコ語テストが始まりました。どこに住んでいるのか、何の仕事をしているのか、など・・・。
これに対しては友人含め、周りのトルコ人も怒り始めました。この時代に外国人に対して尋問を行うのかと。
しかも話を聞くと、昨年よりガラタ塔はベレディイェ(イスタンブル市)により管理・経営されているとのこと。日本だったら憲法裁判になるかもしれない案件ですが、トルコではどうなんでしょう。
日本でも小樽市外国人入浴拒否事件(憲法14条1項の解釈で、試験で必須のあの事件です)などがありました。
調べてみると、トルコも人種差別撤廃条約に1972年に署名、2002年に批准しています。
ガラタ塔以外にも、現在、トルコ人と外国人の料金差別を行っている観光地もあるかと思いますが、今後どうなって行くのか注視したいところです。